先日「薬師寺は私の大好きなお寺BEST3に入る」とか申しましたが、
では、冷静に考えて本当にそうかと申しますと…(苦笑)
薬師寺を含め甲乙つけがたく好きなお寺が5つあることに気が付きました(爆)。
もちろん、関西に住んでおりますので、京都・奈良が中心になるのですが、
遠い地でも忘れられないお寺とかあるんですよ(笑)。
京都では大原にある二つのお寺がとても好きです。
まずは宝泉院
三千院よりもさらに奥にある、小さなお寺です。
ここは仏様を拝む…というよりは、お庭を拝見するといった感じですね。
五葉の松って聞いたこと無いですか?
樹齢700年という、立派な枝振りの松があります。
形が近江富士を模している、とても見事な松です。
これをですねー、上下の鴨居と柱に区切られた額縁のような空間の中に
拝見することが出来るんですよー。本当に絵画のように!!
そして、右側に目をやると、同じく額縁の中に涼やかな竹林と梅…。
松竹梅を堪能できるわけです(笑)。
本当に心穏やかになるので、伺うといつも長居してしまいます(苦笑)。
お茶とお菓子が振舞われるので、なおさらお尻に根っこが生えちゃいますね(爆)。
しかし、縁側の天井には、何かしら不吉なシミがあるんです。
これ血天井でして、伏見城の鳥羽元忠自刃跡から移された床を天井にしたらしいです。
なんとなく顔っぽかったり、手のひらっぽかったりするんですよね…。
少しゾッとする話ですが、時代と歴史を感じるいい機会でもあります。
ここには初夏に訪れることがおおいですねー…緑がきれいで、さわやかなんですぅ。
もうひとつは阿弥陀寺
大原からさらに山奥に2Kmほど行った、小知谷というところにあります。
山門からずーっと、結構急な、そして曲がりくねった(!?)道を
がんばって登らないといけません。
それこそ、ちょっとした「谷から尾根へ」といった感じです。
途中には滝とかあったりします(笑)。
そのかわり、本堂まで登りきると、目の前の景観は見晴らしがよくてきれいです。
特に紅葉の頃がBESTだと思います。
この山を開山した弾誓上人は、後に穀を断ち塩を断ち、
松の実と皮を食べて体質を樹脂質化したのち、
生きながら石棺の中に入りミイラ仏となられました。
そんなちょっぴりミステリアスで未だに霊域の趣を保つお寺です。
私は断然いつも晩秋に訪れます。大原より紅葉の時期は少し遅いんですよ。
遠いのに1-2年に一度は必ず訪れているお寺があります。
それは函館の高龍寺です。
場所は外人墓地の少し手前。函館どっく前駅から徒歩10分くらいです。
何がいいって、このお寺の山門がもー、重厚で威厳があって、
見ていて心落ち着くと言うか、最高なわけですよ(笑)。
そして、本堂前からこの山門を通して見る函館湾がまた秀逸!!
いつまででも眺めていたい景観のひとつです。
ただし、これも条件がありまして、私のおすすめ条件はですね、
絶対空が澄み切るほど晴れている冬です。
海の青、対岸に広がる山脈の雪、そして真っ青に澄み渡る空が、
山門に区切られて見えるんですよ。しかも建物の間から(笑)。
この風景を見るために、真冬に函館へ旅立つことが多いです。
すっかり函館ツウですよ、ただし冬の(笑)。
函館滞在中に天気が悪いと、ものすごいブルーになったりします(爆)。
今度は大きく南に振れまして湯布院の沸山寺です。
とはいうものの、ここは実は2回くらいしか拝観したことがありません。
山門が赴きありまして、なんていうかですねー…古寺という呼称がぴったりくる
とても風流なたたずまいなんです。
かなり以前ですが、はじめて訪れたときに御朱印をいただきまして、
これがまた、今までに拝見したことのないような味のある、
またご住職の人柄がしのばれる御朱印だったものですから、
いっぺんにファンになったようなものです。
でも、湯布院って何故かあまり行かないんですよ…(苦笑)。
そんなわけで、また行く機会があれば是非立ち寄りたいお寺でございます。
そして、奈良は西ノ京にあります薬師寺
わりと小さいお寺が好きな私にしては珍しく、薬師寺は大伽藍です。
でもね、私が初めてみたときには小さかったんだってば(笑)。
当時はまだ再建されたばかりの金堂と、創建当時から残っている東塔だけでした。
そこでね、今にして思えば故・高田好胤薬師寺住職に法話いただいたんですね。
この方は…なんていうか子供心をくすぐるカリスマをお持ちだったようで、
私を含む数人は、すっかり薬師寺という不思議な(?)お寺の虜になっていました。
だいたい、
小学校低学年時に夏休みの自由課題で薬師寺を取り上げる子供って、どうよ
…って、今なら思いますもんね(苦笑)。
でも、真剣に調べたんですよー。何回も何回も薬師寺まで足を運び、
お坊さんを捕まえてはお話を聞き(笑)、表紙にクレヨンで東塔の絵まで描いて(爆)。
6枚屋根があるのに三重塔だったり、
水煙とよばれる塔のてっぺんには音楽を奏でる天女が舞っているとか、
子供が関心を持つには十分すぎる要素がありましまし、
なんといっても感動したのは薬師三尊の美しさです。
特に薬師如来さまは、こんなにきれいな仏様見たことないー!!みたいな(笑)。
両脇に控える日光月光両菩薩も印象的で、仏様の中ではこの三尊がNo.1で好きかも(笑)。
如来さまと菩薩さまの違いとかもここで初めて知りましたしね。
それなのに、あれよあれよと言う間に伽藍が完成されていって、
今では玄奘三蔵院まで含めると、ものすごい大伽藍(笑)。
宮大工の故・西岡棟梁の話とか、故・高田好胤薬師寺住職の話とか、
話題は尽きないのですが、えーかげんにしときます(苦笑)。
他にも嵐山の宝篋院(紅葉の頃が最高です)、
三尾・栂の尾の高山寺(鳥獣戯画があります)
東山の三十三間堂
(千一体の千手観音も圧巻ですが、二十八部衆立像も見ごたえあります)
奈良の東大寺:戒壇院(四天王が見事です)
福井の永平寺(言わずもがなですが、静寂の中に佇みたい場所ですな)
尾道の千光寺(景観が美しくお寺というよりは名所感覚かな)
なんかが、わりとコンスタンツに訪れているお寺ですね。
まだまだ知らないお寺もあるはずなので、がんばって回るぞー(笑)。
では、冷静に考えて本当にそうかと申しますと…(苦笑)
薬師寺を含め甲乙つけがたく好きなお寺が5つあることに気が付きました(爆)。
もちろん、関西に住んでおりますので、京都・奈良が中心になるのですが、
遠い地でも忘れられないお寺とかあるんですよ(笑)。
京都では大原にある二つのお寺がとても好きです。
まずは宝泉院
三千院よりもさらに奥にある、小さなお寺です。
ここは仏様を拝む…というよりは、お庭を拝見するといった感じですね。
五葉の松って聞いたこと無いですか?
樹齢700年という、立派な枝振りの松があります。
形が近江富士を模している、とても見事な松です。
これをですねー、上下の鴨居と柱に区切られた額縁のような空間の中に
拝見することが出来るんですよー。本当に絵画のように!!
そして、右側に目をやると、同じく額縁の中に涼やかな竹林と梅…。
松竹梅を堪能できるわけです(笑)。
本当に心穏やかになるので、伺うといつも長居してしまいます(苦笑)。
お茶とお菓子が振舞われるので、なおさらお尻に根っこが生えちゃいますね(爆)。
しかし、縁側の天井には、何かしら不吉なシミがあるんです。
これ血天井でして、伏見城の鳥羽元忠自刃跡から移された床を天井にしたらしいです。
なんとなく顔っぽかったり、手のひらっぽかったりするんですよね…。
少しゾッとする話ですが、時代と歴史を感じるいい機会でもあります。
ここには初夏に訪れることがおおいですねー…緑がきれいで、さわやかなんですぅ。
もうひとつは阿弥陀寺
大原からさらに山奥に2Kmほど行った、小知谷というところにあります。
山門からずーっと、結構急な、そして曲がりくねった(!?)道を
がんばって登らないといけません。
それこそ、ちょっとした「谷から尾根へ」といった感じです。
途中には滝とかあったりします(笑)。
そのかわり、本堂まで登りきると、目の前の景観は見晴らしがよくてきれいです。
特に紅葉の頃がBESTだと思います。
この山を開山した弾誓上人は、後に穀を断ち塩を断ち、
松の実と皮を食べて体質を樹脂質化したのち、
生きながら石棺の中に入りミイラ仏となられました。
そんなちょっぴりミステリアスで未だに霊域の趣を保つお寺です。
私は断然いつも晩秋に訪れます。大原より紅葉の時期は少し遅いんですよ。
遠いのに1-2年に一度は必ず訪れているお寺があります。
それは函館の高龍寺です。
場所は外人墓地の少し手前。函館どっく前駅から徒歩10分くらいです。
何がいいって、このお寺の山門がもー、重厚で威厳があって、
見ていて心落ち着くと言うか、最高なわけですよ(笑)。
そして、本堂前からこの山門を通して見る函館湾がまた秀逸!!
いつまででも眺めていたい景観のひとつです。
ただし、これも条件がありまして、私のおすすめ条件はですね、
絶対空が澄み切るほど晴れている冬です。
海の青、対岸に広がる山脈の雪、そして真っ青に澄み渡る空が、
山門に区切られて見えるんですよ。しかも建物の間から(笑)。
この風景を見るために、真冬に函館へ旅立つことが多いです。
すっかり函館ツウですよ、ただし冬の(笑)。
函館滞在中に天気が悪いと、ものすごいブルーになったりします(爆)。
今度は大きく南に振れまして湯布院の沸山寺です。
とはいうものの、ここは実は2回くらいしか拝観したことがありません。
山門が赴きありまして、なんていうかですねー…古寺という呼称がぴったりくる
とても風流なたたずまいなんです。
かなり以前ですが、はじめて訪れたときに御朱印をいただきまして、
これがまた、今までに拝見したことのないような味のある、
またご住職の人柄がしのばれる御朱印だったものですから、
いっぺんにファンになったようなものです。
でも、湯布院って何故かあまり行かないんですよ…(苦笑)。
そんなわけで、また行く機会があれば是非立ち寄りたいお寺でございます。
そして、奈良は西ノ京にあります薬師寺
わりと小さいお寺が好きな私にしては珍しく、薬師寺は大伽藍です。
でもね、私が初めてみたときには小さかったんだってば(笑)。
当時はまだ再建されたばかりの金堂と、創建当時から残っている東塔だけでした。
そこでね、今にして思えば故・高田好胤薬師寺住職に法話いただいたんですね。
この方は…なんていうか子供心をくすぐるカリスマをお持ちだったようで、
私を含む数人は、すっかり薬師寺という不思議な(?)お寺の虜になっていました。
だいたい、
小学校低学年時に夏休みの自由課題で薬師寺を取り上げる子供って、どうよ
…って、今なら思いますもんね(苦笑)。
でも、真剣に調べたんですよー。何回も何回も薬師寺まで足を運び、
お坊さんを捕まえてはお話を聞き(笑)、表紙にクレヨンで東塔の絵まで描いて(爆)。
6枚屋根があるのに三重塔だったり、
水煙とよばれる塔のてっぺんには音楽を奏でる天女が舞っているとか、
子供が関心を持つには十分すぎる要素がありましまし、
なんといっても感動したのは薬師三尊の美しさです。
特に薬師如来さまは、こんなにきれいな仏様見たことないー!!みたいな(笑)。
両脇に控える日光月光両菩薩も印象的で、仏様の中ではこの三尊がNo.1で好きかも(笑)。
如来さまと菩薩さまの違いとかもここで初めて知りましたしね。
それなのに、あれよあれよと言う間に伽藍が完成されていって、
今では玄奘三蔵院まで含めると、ものすごい大伽藍(笑)。
宮大工の故・西岡棟梁の話とか、故・高田好胤薬師寺住職の話とか、
話題は尽きないのですが、えーかげんにしときます(苦笑)。
他にも嵐山の宝篋院(紅葉の頃が最高です)、
三尾・栂の尾の高山寺(鳥獣戯画があります)
東山の三十三間堂
(千一体の千手観音も圧巻ですが、二十八部衆立像も見ごたえあります)
奈良の東大寺:戒壇院(四天王が見事です)
福井の永平寺(言わずもがなですが、静寂の中に佇みたい場所ですな)
尾道の千光寺(景観が美しくお寺というよりは名所感覚かな)
なんかが、わりとコンスタンツに訪れているお寺ですね。
まだまだ知らないお寺もあるはずなので、がんばって回るぞー(笑)。
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