藁の楯 読了

2005年1月10日 読書
ISBN:4062126400 単行本 木内 一裕 講談社 2004/10 ¥1,575

■12/24の日記参照■
週末に部長から借りいていたのですが、
今日実家に帰っていてヒマだったので、一気に読みました。

感想……後味悪かった……(涙)

うーん、設定とかねーシチュエーションとかねー、すごい面白いんです。
話し聞いた時とか、ものすごい先が気になってね、
とっても読みたかったのですが、
読み進めるうちに……なんだろう……
一体私はどんな結末を望んでいるのかが、わかんなくなったんです。

主人公にどうして欲しいんだろう、ターゲットにどうなって欲しいんだろう、
仕掛けた老人は………そんなことを考えているうちに、
じゃあ、どんな結末なら自分が満足するのか、わかんなくなったんです。

結局、このラストがもしかしたら一番無難なのかもしれない……。
でも、納得できないし満足してないし……
いやなシーンが夢に出てきそうなくらい、後味は悪かった……。

やはり漫画家さんだからなのかなぁ…シーン描写がとても映像的…というか、
想像しやすいというか、頭の中でちゃんと絵になるんです。
それがなんか、ものすごく良かったり悪かったりで……。

たぶん、誰もが納得するラストなんて、この作品にはないのかもしれない。
そーいう題材だし、たぶん作者も結論を出そうとは思っていないと思う。

でも、ものすごくやるせなさだけが残った…。

ただ、もしかしたら今の世の中だったら、こーいうことが起こっても、
おかしくないのかもしれない……とも思った。

被害者の遺族となったとき…あなたは加害者にどうなって欲しいですか??

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