んーと……知っている人はとってもよく知っている、ヴァイオリンです。
アントニオ・ストラディヴァリというイタリアの方が作った、ヴァイオリンのことです。

とても素晴らしい音色がするらしく、今でもその技法を科学的に検証しようとしても、
どうやっても同じようなヴァイオリンを作ることは出来ない……というほどの
幻(?)の楽器らしいです。

現在、ストラディヴァリウスであると言われている楽器は、
ヴァイオリンで600本あまり、ヴィオラ15本、チェロ60本、コントラバス数本……といった感じで、
えー、ヴァイオリンって結構あるじゃーん……とか思ったわけですが、
その中でも、特に由来があって、名器と呼ばれているものには、
ちゃんと愛称がついているんだそうです。

で、今更なんでそんな話をしているのか……といいますと、
今日届いた「CLASSIC INN」というCD付き雑誌のですね、テーマといいますか、
それが、ヴァイオリニストの千住真理子さんで、
しかも、彼女の現在の愛器がストラディヴァリウスなわけですよ。

彼女のストラディヴァリウス1716年製には「デ・デュランティ」という愛称がついていて、
時のローマ法王に捧げられた後、フランスのデュランティという貴族の手に渡り、
20世紀初頭にスイスの富豪の元へ……その富豪が手放すことになって……という由来付きで、
要は、一度も演奏家の手に渡っていない、いわば300年近く奏でられる事無く保管されていた
幻の楽器だったわけです。

ここらへん、それがなんで千住さんの許に来たのかは来たのかは、よくわからないのですが
(何でも、候補5人のうち、4番目だったのに回ってきたとか、どこかに書いてた)
まぁ、そーいったドラマティックな運命で、今彼女が手にしているわけです。

で、今回のCDには、そのデュランティで演奏された曲も、ボーナストラックで2曲
入っていたりするわけですよ(笑)。ちょっとうれしい。

そこで思い出したのですが、
先日シンフォニーホールで聴いてきたコンサートでも、ヴァイオリン協奏曲があって、
戸田弥生さんというヴァイオリニストがソロを演奏していたのです。
で、彼女の愛器も1694年製のストラディヴァリウスで、
愛称は「スギチェリ」というのだそうです。
確かに柔らかい、いい音だったんですよねー……。
これは、小野グループというところから貸与されているものだそうです。

…ストラディヴァリウスは本当に高価なものらしいので、
こういう風に、国やストラディヴァリウス協会とか団体から貸与されることが多いそうです。
そうして……ヴァイオリンを志す人たちを渡り歩いて……いい音色を響かせるんですね。

やっぱり諏訪内晶子さんも、日本音楽財団より貸与された
1714年製ストラディヴァリウスの「ドルフィン」をご使用のようです。

知らん人ですが、調べていたら竹澤恭子さんというヴァイオリニストも、
日本音楽財団より貸与された1710年製の愛称「カンポセリーチェ」をご使用。

で、そんなことをいろいろと調べていたら、
高嶋ちさ子さんは、「ルーシー」というストラディヴァリウスを2億円でご購入されたとか…!!?
うーんうーん……これまたびっくり……買ったんか……あんたは……。

フルートはさ……どんなに名器でも、宝石でもついてない限り
1000万を超えることはないもんなぁ……(爆)。

でもさ、っていうことは、愛称のあるストラディヴァリウスが、少なくとも5本は……
日本にあるってことなんですよね……すごいなぁ……。
でもきっと、まだまだあるんだろうなぁ……(笑)。

ヴァイオリンは……あまり興味なかったんだけど、
これからはちょっと……聴き込んでみようかなぁ……と思いました。

そして……やってた楽器が、ヴァイオリンじゃなくて……よかった……(爆)

17:37

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